2013年7月29日月曜日

学生自主研究2件採択|希望の知

7月11日に計画についてプレゼンしてきた(こちら)学生自主研究2チームへの
採択通知が本日あったようです。

ひとつは3年(11)藤本を代表とするチームJob'sが行う、
  コミュニケーション能力向上のためのフィールドワークの考案
という研究テーマ。
もうひとつは2年(12)尾堂を代表とするMOREの
  キャリアフォリオの改善と普及に向けた調査と研究
です。
藤本らの研究は企業(社会人)との交流によって学生のコミュニケーション力を
向上させていく方法の考えていきます。平田オリザさんや上田信行さんの考えを
武器にこのテーマに挑んでいくことになるでしょう。
一方、尾堂らの研究は昨年度に尾堂らが改良してきた本学のキャリアフォリオの
利用状況調査と普及に向けて活動です。普及については、ドキュメンタリー風の
動画付き電子書籍を道具として利用することを考えています。
東大発2013などが彼らのモデルです。これを越えてしまうようなものを作って
いければと、野望だけはあります。笑
ただし、明日から試験期間に入るので、試験終了後に両チームとも活動を本格
的に開始することになります。
 
両テーマともに私が顧問教員を務めます。来年5月の発表に向けて、二人の
代表および参加メンバーと一緒に走っていくつもりです。
ほんとまた忙しくなりますが、時間当たりの効率を上げて、卒論、修論、ゼミ活動
その他が中途半端にならないようにしていきたいと思います。
そのためには集中力アップですね。
雑念を捨て去り、ガリラボメンバーの活動支援に集中していきたいと思います。
 
・・・
上で、明日から試験と書きました。
ということで、今日が最後の授業日。
最後の最後はM1(13)坂口が受講する大学院の講義でした。
そして最後の今日は坂口が発表を担当する箇所。
初音ミクやケータイ小説についてアーキテクチャの視点で学びました。
アーキテクチャという理論のレンズを使うことで、それまでよりも遥かに興味深い
事実が露わになっていきます。
理論を学ぶとは、目の鱗をとっていく作業に他なりません。
見事に視界がクリアになっていく。

夕方からやっていた資料作りの作業が21時ぐらいに終わったので、居合わせた
数人に対し、夜の講義を少し行いました。
カッコよさの意味から始まり、それからメリトクラシーや正統的周辺参加で読み解く
世界は、普通だと全く気付かないですが、極めて深刻な事態が日常の中で進行して
いることが見えるようになります。
理論のレンズとは、目の前にあっても見えなかったもの(こと)を、見えるようにして
くれる魔法の顕微鏡に他なりません。
より良く世の中を見ていくため、色々な倍率のレンズを手に入れていきたいものです。

だから、、、、
この夏も、必ず一個は新しいレンズを手に入れたい。
そしてガリラボはそうしたレンズをたくさん発見できる希望の地(知)にしていきたい
ですねぇ。
希望の町「釜石市」のように!
(脈絡なく釜石の話を出しましたが、これがどうしてこの文脈で出てくるかは今日の
 夜の講義を受けていた人にだけわかるかと思います。最後はその人たちだけに
 向けて書きました。)
 

 

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