2013年7月31日水曜日

10ゼミ生卒論個人発表(後半)|ヴィゴツキー|根拠のない自信

今日の1限目はM1(13)坂口とのゼミでした。坂口は昨日、京都で開催された
コミュニティスクール関係の全国大会に出席(日帰り)しており、下の写真はその
お土産です。ただ、私としては大会についての土産話の方が興味深かった。
iPS細胞の山中教授の講演のこと、さらに私が昔からある意味で崇拝していた
IBMの北城さんの講演など、刺激的でした。さらに京都市教育委員会の熱い
姿勢。日本の教育のモデルを作っていこうという都(みやこ)の意地と底力を感じます。


その後、来週の実施予定のチェンジラボについて議論。チェンジラボで行って
いく形成的介入の理論的基礎をなすヴィゴツキーの二重刺激に関して、これまで
理解不十分であったところがようやく理解でき、その深い意味に、この暑い時期に
鳥肌が立ちそうなほど感激しました。例えば、
 人間の記憶のまさしくその本質は人間が記号の助けにより能動的に記憶
 する事実にある。(ヴィゴツキー)
とか、どうしてこのことの深い意味をもっと早くからしっかりと理解していな
かったのか、非常に後悔しました。チェンジラボは、人間の、そしてそれから成る
集団の能動的な心理に期待して、矛盾を起点に新たな創造を行っていく方法に
他なりません。
そのことを朝からしっかりと頭に叩き込むことができました。
その意味では、私的には今日1日それだけで十分な成果でありました。
最近、M1(13)坂口との議論は刺激があって、非常に面白い。
二人だけで話をするのはもったいない感じです。^^;

2限目は4年(10)ゼミの卒論個人発表の後半。
今日の発表者はホワイトボードの通り。

先週の前半の部(こちら)を基準にして、それから1週間後ですから、期待して
発表を聞きました。
あえて超辛口で表現すれば、、、、先週を越えるものではなかった、と。
残念ながら。
個人に移行したばかりなので仕方ないとは言え、ガリラボのゼミ生なのであえて
期待して書きますが、ちょっと勉強が不足しているかな、と。
内容がうす~い、うす~いカルピス状態(OB(09)緒方談)。
仕方ありません。
この夏に理論武装をしっかりとやって、そして具体的な行動もやって、厚みのある
内容にしていってほしいと思います。
ただし、一人だけ、4年(10)清原の発表は別格でした。理論部分がきちんとフォロー
され、また先日の空港調査の結果もさっそく(未熟ながらも)反映されている。
良いスタートダッシュを切っているように感じました。
これからの方向(ターゲット)も明確なので、油断しなければ良い卒論に仕上がって
いくのではないでしょうか。

さて、今日で前期最後の4年ゼミ(夏の登校日はまだありますが)でした。
が、淡々と終了。
3年の前期最後はどうなったかなと思い見てみると(こちら)、かなりカラフルな最後
だったようです。
1年経つとさすがに落ち着くということしょうね、たぶん。
 

その後、私はひたすら読書に集中(来週のチェンジラボの予習。というより、M1(13)
坂口の読書量が半端ないので負けないように、会議がなかった今日は集中しました)。
が、難解な専門書に飽き、途中サボって親書を手にしたのがいけなかった。
面白くてそれに夢中になり、結局読了。orz
その中の一節を紹介して今日のガリラボ通信は終わりにしようと思います。

  根拠のない自信。
  ソフトバンクの孫正義さんも「最初にあったのは、夢とそして根拠のない
  自信だけ。そこからすべて始まった」と言っています。
  元タレントの島田伸助さんも「いつも前に進むには、70%の自信と30%の
  不安を持ち続けなければならない。70%の自信はいつも私に勇気をくれる
  し、30%の不安はいつも努力を与えてくれるのです」と言っています。

どちらも深い意味のコトバですね。辞書に追加しておきませんか。

適度な不安は努力を与える ・・・確かにそうだと思います。



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