2018年3月10日土曜日

自治体の素敵な取組~デザイン視点でまちを(神戸)と写真のまち(東川)

今日は2つの自治体の話題を紹介します。神戸市と北海道の東川町。

(1)神戸市
色々とブログを見ていたら神戸市の記事に目が留まりました。次の非常に長い
タイトルの記事です(リンク)。
 市役所職員のデザインリテラシーをあげて、背中を押そう! デザインの
 視点から神戸のまちをつくる、クリエイティブディレクターの仕事とは?
非常に興味深い取り組みです。クリエイティブディレクターを採用し、デザインの
力でもって市の課題を解決していく取り組みです。
例えば、市のごみ袋をメディアに変え、ゴミ減量を可視化するデザインなど秀逸です。
このほかにもグッドデザイン賞をもらった取り組みなどもありました。


市役所職員のデザインリテラシーを上げるための研修も行っているそうで、なんとも
素晴らしい取り組みだと思いました。
職員さんがデザインの視点で、自分たちの仕事を見直しているとのことです。
私自身もデザインには相当に興味があって、このガリラボ通信でもデザインの問題は
随分と取り上げてきました(「デザイン」をキーワードに検索してみてください)。
仕事をしていく上で、デザインは非常に重要な視点です。
なお、来年度はコミュニケーションのデザインをテーマに玉名市で活動する予定に
しています。
ゼミ生には是非ともこのデザインの視点を学んでいってほしい。


(2)東川町
玉名市の平野さんが Yahooニュースに東川町が出ていると教えて下しました(こちら)。
東川町は、「東川スタイル~人口8000人のまちが共創する未来の価値基準」という書
籍(Amazon)で知り、この本に刺激を受け、こうした本を作ってみたいと、「たまbook
360+」プロジェクトを始めたのでした。
ただし、出来上がった本は東川スタイルとは随分と異なったものになりましたけど。^^;


Yahooニュースを読みながら、東川町ってやっぱりいいところだなと感じました。
ステキなまちだと感じて、普通に読みえるはずでした・・・
が、次の写真で激しい衝撃を受けました。
写真甲子園!、えぇえ〜えぇ!!(◎_◎;)!!(←こんな感じ笑)


写真甲子園!
最近でこそあまりゼミ生に見せていませんが、ずっと以前はこの様子の紹介したNHK
番組のビデオを見せて、表現というものについて学んでもらってから作業を始めたり、
地域に出ていってたのです(参考:ガリラボ通信2012/4/22)。
まさか、写真甲子園の番組の舞台が、東川町だったとは・・・・。
東川スタイルなる本を読んでいながら、まったく気づきませんでした(絶句)。

ほんとに驚きました。写真甲子園の様子はガリラボの活動の原風景のようなものに
感じていたからです。
東川町は写真の町。
次は町の宣言文です。


この宣言を今日初めて知り、それがいまもしっかりと継続している。
30年以上もの息の長い取り組みを継続してきた町だから今があるのではないかと
思いました。
自治体だけでなく大学とかも、目立つために花火を打ち上げがちですが、真に大事な
ことは大事なことを息の長く取り組んでいくことだなろう、と。
継続は力なりは、個人の問題だけではないのだと思います。
東川町。ほんとに素敵なまちだと思いました。

この息の長い取り組みは、ついに映画になったんですね。
写真甲子園は昨年映画化されていました(写真甲子園0.5秒の夏)。
今後、是非DVDで見てみたいと思います。



さて、今日は神戸市と東川町の2つの自治体から随分と刺激を受けました。
取り組み次第で地域とは随分と変わっていくのだろうと思います(当たり前ですけど)。

個人的なことですが、玉名市天水とか、私はあの天水のみかん畑と眼下に広がっている
広大な干拓地、そして有明海の景色が結構好きです。
天水とかは写真甲子園のようなものをやるのにちょうどいい場所なのかもしれません。
最初に天水に行った時、南仏とか行ったことはないですが、こんな感じに見えました。
ちょっと違いますか? ^^;


4月からは自由に動けるので、玉名市にお邪魔するとき、2つの自治体からの刺激を
頭のどこかにおいて、活動していければと思います。
 


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