2018年3月9日金曜日

5時間半のM16ラストゼミ

花は枯れましたが、緑が勢いよく伸びる「てんすい桜」です。


本日、M2(16)大野と山口に対するラストゼミを行いました。
事前には、これまでを振り返ることをやろうと話していました。
14時開始。
事前の打ち合わせはどこにいったのか、いつものごとく脱線続き。

終わったのが19時半でした。
5時間半も3人同じ場所に座り続けて、延々と話し続けていました。

2年前、この2人とのゼミが始まり、そしてガリッジ塾を始めた日に熊本地震の
前震に遭遇。それから本震が起こり、M16ゼミは波乱の幕開けでした。
大混乱が多少ともに沈静化してから始めたのがエスノメソドロジーでした。
難解のため何度読んでもよくわからず、試行錯誤しながら進めたわけですが、最終
的にエスノメソドロジーがM16院生にとっての武器となったように思います。
この視点で人々の動きを見ることになりました。
新しい眼をもらったようなものです。
山口は少しだけ足踏みをすることになりましたが、大野はこの武器を使って授業と
いうものがどのように成立しているのかを解明し、最終的に非常に面白い修士論文
を書き上げました。
2年間、大変な勉強家でした。なので、2年前に比べて別人のようになったと感じて
います。
優秀な人は、自分をこうして変化(拡張による学習)させていくんです。
その典型的なモデルのように思いました。
一方、山口はもう少し私の手元において、優れた論文を書かせてから卒業させる
ことになります。
納得のいくものを仕上げていってほしいと思っています。

5時間半のラストゼミの後、解散前に記念撮影。この椅子で2人並んで話をする
のはこの瞬間が最後となります。

いつも3~4時間とか平気でゼミをやっていましたが、2年間、色々な議論が出来て
楽しい時間でした。
大変名残り惜しいですが、M16ゼミを本日で閉店したいと思います。

おもしろい2年間でした。^^



 

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