2014年7月6日日曜日

「アドバイス」をもらうのと同じぐらい「見る前に跳ぶ」行動を

午前中は、コンソーシアム熊本主催の進学ガイダンスの開会式セレモニーに出席するため
崇城大学にでかけてきました。
1900名ほどの高校生が参加していたそうです。
広い会場の高校生たちに圧倒されました。
開会セレモニーでのミニ講演で、熊本大学の谷口学長さんが熊本を光の三原色RGBで
表現されているのに興味を持ちました。
火の国森の都水の都 だったかな(最後の水の都は怪しいです) 
これでR(赤)G(緑)B(青)だそうです。
だじゃれですが、なるほどと妙に納得しました。
  
崇城大学より戻ると、午後は雨。
晴天ならばいつもは大学ですが、雨ゆえにいつもの行動がとれず(涙)、仕方なく(?)、
自宅に籠り仕事をしました。
仕事のひとつは、ある大学の評価作業、もうひとつは3年生の後期活動についての企画!
着地型観光を題材に、ドローンを駆使した映像、ARなど、そういったものを組み合わせた
地域表現に3年生みんなで取り組みます。
玉名市とのコラボとなる予定で、企画の具体化はこれからですが、きっと面白いものになるはずです。


その合間に色々と見ていたら、「アドバイスの消費」という言葉に行き当たりました(犬も歩けば、
です)。次の出典「アドバイスを消費する人たち」を是非読んでください。
 
世の中にはやたらとアドバイスを求めてくる人がいますが、それは一種の病気だとの手厳しい
指摘でした。
確かにそうで、色々なアドバスを求めてくるゼミ生たちがいて、私だけでなくやたらとアドバイスに
もらいに出かけていく人がいます。
アドバイスを受けること、それ自体は全く問題ないのですが、行動を起こしていないのに関わらず、
アドバイスだけに頼ってしまうのは意味がない。アドバイスを活用するのではなく、ただ消費して
しまうだけです。
これまでも残念ながらそういったタイプのゼミ生もおりました。
特に卒論、そして就活とかですね、問題が複雑になると、そういったタイプが出てきます。
わからなくもありませんが、でもそれではいつまで経っても、確実に前には進まない。
だから、、、
  輝く知性は行動なしには生まれない
といったスローガンをガリラボには作りましたし、また
  完璧を目指すよりさっさと終わらせろ
というザッカーバーグの言葉もそれに通じるものがります。
前には、司馬遼太郎の小説「飛ぶが如く」に出てきたので記憶にあるのですが、鹿児島の
言葉で
  泣くよかひっ飛べ (意味はこちらをどうぞ)
というのがあります。
ガリラボ通信でも何度か使った言葉です。アドバイスくれくれ病とは反対のこと指示する言葉です。
そっちが多分に最終的にはゴールにたどり着く。
くどいようですが、それに関連することをガリラボ通信でもたくさん書いてきました。
例えば次のようエントリーそれです。

 ・不屈の人々を見て (ガリラボ通信2011/5/8)
 ・最近接発達領域 (ガリラボ通信2011/6/18)
 ・済々黌高校の組織認識論的解釈 (ガリラボ通信2012/8/18)
 ・ガリラボの二人の女子大生 (ガリラボ通信2013/6/14)
 ・ゴールに辿り着くのは一歩踏み出した人だけ (ガリラボ通信2013/9/1)

立ち止まっている人がいたら、先の計算だけに終始せず、ゆっくりとでも動き出しましょう。
だって、
  アドバイスは、行動の後にこそ役に立つモノ
だからです。
アドバイスは、行動とセットだと考えておくべきです。
 
世の中、(大学も含め)学校も、少し昔からすると非常に親切になりました。
行動以上にアドバイスを提供する機会が増えている。
それが、そうした病を発症させる土壌になっているのかもしれません。
過剰なサービスは、コストをわざわざかけながら、人を病にさせていくのかもしれません。
なんか、矛盾してますね。
ガリラボのゼミ生諸君、この矛盾から抜け出し、自分自身の体の奥深くに指針を持つ(ジャイ
ロを内蔵する)自立した大人を目指しましょう。
簡単ではありませんが。
とりあえず、
  見る前に跳ぶ。 泣くよかひっ飛べ。
を少しでも心掛けるといいのかもしれません。


・・・・といったことを書きながら、このガリラボ通信自体がアドバイスになっていますので、
行動していない方は、ご注意ください(笑)。



<おまけ>
スマホやiPadを使っていると、指でフリックして画面を切り替えていくのが普通になります。
なので、そうやってページをめくっていると・・・

人が自然に行ってしまうフリックに仕掛けが組み込まれている。
はっとしますね。
こんな感じの人をはっとさせる(創造性が埋め込まれた)表現に、ガリラボではいつも挑戦していきたい。
そう思いますよね。
みんなでやっていきましょう。
  

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