2017年7月19日水曜日

院ゼミ:グループダイナミクスの視点での規範について

昨日が出張だったため、ゼミ生とまともに会うのは金曜日以来でした。
途中、オープンキャンパスやチーム故郷の取材でちょこちょとは会って
いたわけです、4日間ほどガリラボの日常から離れたことになり、今日は
新鮮でした。

来週、学生GPの初期報告会があるため、チームこいたまが発表練習を
見てほしいというので午前中付き合いました。
こいたまの2チームの発表を聞きて、ほぼすべてダメ出ししておきました。
自分たちが発表したいことを発表しているだけになっていて、伝えるべき
ことを発表していないといった内容でした。
頑張っていることはわかっていますが、あえて厳しくコメントしておきま
した。
初期報告会ですから、単に良さそうなことを発表するのではなく、自分たちの
現時点の立ち位置を理解し、今後の自分たちが進む方向を明確にしていくために
この発表を利用してほしいと思い、きつめのコメントにしました。
 
その後、やり直しをやっていたようです。
形成的評価が出来て良かった。
これが可能になったのは、チームこいたまのメンバーが発表の1週間前には曲がり
なりにもプレゼンできる状態にしていたからです。
その点は非常に素晴らしく、「完璧を目指すよりさっさと終わらせろ」というガリ
ラボ語録を守ってくれて非常に良かった。
この点、ガリラボのゼミ生として優秀でした。

お昼は14ゼミ会議。
今週は卒論チームの研究発表を行う予定で、その手順確認でした。
この場でも色々と小言を言った気がしますが、児玉ゼミ長がうまく吸収して
くれたように思います。

その後、M2(16)山口、M1(17)多賀、山下との院ゼミ。
グループダイナミクスのテキストを読んでいます。
今日の報告者はM2(16)山口。本日は私たちの行動を規制する「規範」がテーマ。
山口がしっかりと勉強したかどうかチェックしてからテキストに入りました。
さて、今日扱った「規範」というものですが、これは、
 規範とは、行為をしながら作られ、作られた規範に従って行為し、その行為が
 また規範を変更していく。
ということです。非常にわかりにくいでしょうが、これは自らの主体性(自分のことは
自分で責任もってやっていくようなチカラ)の問題と絡む非常に大事なことで、本日の
ゼミはこの部分で随分と議論をしました。
規範は与えられるものと思い込み、規範に絡めとられてしまっている主体性が非常に
弱い学生が(少数ですが)おり、そうした学生たちの発言はどうしても幼稚になって
しまいます。
ただ、そんな学生たちもいつかは幼稚さから卒業していくはずですが、できれば
早めに抜け出すと良いのでしょう。それが本人たちにとってメリットが大きいですので。
本学の「もやいすと育成プログラム」では、そういった能力を開発し、幼稚さから抜け出すのを
加速できるといいなとも思いますが、そう簡単にはいかないでしょうねぇ。

本日の院ゼミで扱ったグループダイナミクスの視点での規範という問題は、成長して
いく過程での能力育成という意味で極めて興味深い内容でした。
   
院ゼミを終え、本部棟での会議に向かい、それが終わって戻ってきたらギリギリで
15ゼミに遅刻(涙)。すでに始まっていました。
本日はNコンに向けた最終段階の企画会議で、おおよそ内容を固める日でした。
チームみらいちごの方は、シナリオの詳細はおいておき、考えている内容で撮影が
可能かどうか、いわゆるリアリティチェックの段階に移っているようでした。
チーム故郷も最後はどうにか企画を立て終えたようです。

2チームとも、明日は(偶然ですが)熊本城まで撮影にいくようです。
・・ただ、ガリラボのテーブルをみると、チームみらいちごだけがビデオカメラの
充電をしている。
チーム故郷は大丈夫でしょうか?
自分たちが行動していく環境は主体的に自分たちが作っていかないといけない。
そうすることは、自らの行動の自由を生み出していくものです。
社会人となっていく前に、主体的に、そしてプロアクティブに行動し、自らの
行動する環境を自らが作り出していく力を身につけていってほしい。
今日の15ゼミで企画についての相談を受けた際に話した「自助」の問題とつながる
ところがあり、こうした力は自助ために不可欠であり、そうした力を持つということが、
大人になるということに他なりません。^^



 

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