本日、ホテルキャッスルで国際シンポジウム「トランプ政権とアジア太平洋」が
開催されました(参照)。
慣れない方々を前に司会を担当して神経を使いましたが、私の神経など無関係に無事に
終わりました。そのついでに、今日は(も)18時に集合しての飲み会です。
その話題ではなく、ここで紹介するのは、昨日のキャリア形成論のこと。
今年度のキャリア形成論最後の授業は卒業生を招いての講義でした。
数か月前に講演を依頼し、快く引き受けてくれたのがOG(06,M10)松尾とガリラボでは
ない別ゼミの学生の小山(おやま)君。
2人ともに、3年のチーム故郷やMOREがそれぞれ取材をさせてもらっていて
(松尾:ガリラボ通信2017/7/16, 小山:ガリラボ通信2017/7/17)、関係の深い
卒業生です。
在学生と非常に近い関係にある2人は、予定時間よりもかなり前に研究室にやって来て
いて、この日も色々と取材を受けたり、話をしたりしていたようです。
私は別件があって、ギリギリの到着でしたが、事前にメール等で入念な打ち合わせをして
いたので(プロアクティブ?)、特に打ち合わせはしないまま授業へ。
(注)上の写真、3年(15)青が、キャリア形成論の様子を撮影してほしいとM1(17)多賀に
お願いしている様子が撮影されていました。多賀は優しい。笑
キャリア形成論開始
最初に登壇したのは地方公務員(行政)として働く小山君。
パワポ無しで語りだけのプレゼンに挑戦しています。
そっちの方が、みんな聞いてくれるだろうと思ってのプレゼンだったようです。
社会人8年目。想像以上に良い話をしておりました。
空調の調子が悪くて非常に蒸し暑い中だったので、1年生はなかなか頭に入りにくかっ
たでしょうが、それでもたくさんの1年生がしっかりと耳を傾けていたように思います。
現在の仕事での経験から、過去にやってきたことが、現在にそして未来に直結してい
ることを実感するケースに遭遇することが多いのだとか。
また、何かをやろうと思ったら、選択をしないといけない。その時に選択とは何かを
選ぶことでもあるけれど、同時に、何を捨てるのかを選ぶことでもあります。
そうした選択や判断の積み重ねが今の自分を作っているし、そして未来につながっている、だと。
それらが、仕事からの経験という具体的な話から来ているので、体の芯に深く刺さって
くる内容でした。1年生に強い影響を与えたのではないでしょうか。
2番手はガリラボ出身の松尾。
現在、鹿児島県出水市役所に勤務する松尾は、多様な職場を経験してきたわけですが、
それぞれの場で得た人とのつながりの重要性について語っていました。
確かにそうですね。
仕事とは人との関係の中で行う営みですから、人とのつながりは仕事をやっていく上で
重要な役割を担うことは当然でしょう。
そうした点を優しい語り口で1年生に話していました。
まだ若いわけですが、そうしたことを深く理解しているのは、学生時代からたくさんの
他者と関わること具体的に実践してきた松尾ならではだなと思いながら、聞いておりました。
また社会人としてやっていく上で信頼、気配り等の大切さに言及し、そして、そうした
才能(?)を身につける/得るための具体的な方法も提示してくれていました。
さらに、もうひとつ。
1年生に「知行合一」という言葉を紹介しておりました。これは松尾が学生時代から
使っていた言葉だったかと思います。
「知行合一」とはネットを調べると陽明学から来ているようで、「知識と行為は一体で
あるということ。本当の知は実践を伴わなければならないということ」という意味です。
ガリラボでゼミ生に求めていることでもあります。
松尾は学生時代から意識的にこれを実践していたのではないでしょうか。
3年生にときに松尾が中心になってNHK大学対抗映像コンテストに出した映像作品が
まさにこれを表現したものであったように思います。
<おまけ>
3年生に依頼されて(3年生は皆この時間、別の授業と重なっていました)、
講義の様子を撮影するM1(17)多賀です。^^
なお、その前に座っているのは、IR室のOB(M08)佐藤のようです。
キャリア形成論を終えて。
授業を終えて大学を後にする2人(松尾と小山君)。大ホール前で記念撮影。
そして18:30から、目の前の焼き鳥屋さんで反省会。
OG(06)藤本が合流。
藤本はもちろん松尾とはゼミの同期で、さらには小山君とは高校同期で同じ部活だった
そうです。
焼き鳥を手にしながら、3時間ほど、4人でじっくりと反省をしてきました。
内容はもう忘れましたが、他ゼミの小山君が、ガリラボ通信をよく読んでいると
いう事実を知り驚きました。最近の活動で・・と話をした時、「こいたまですか?」
との反応があって驚きました。誰が読んでいるのかほんとわからないですね。
下手なこと(特に悪口とか)はかけない。笑
出水市のお土産
3年(15)八並がお土産を持ってガリラボに来てくれた時の松尾の写真を撮って送ってくれました。
すごく優しい顔をしていますねぇ。
この年代でこんな優しい笑顔が出来るとか、素晴らしい限りです。
出水市は良い職員を採用しました。何するにも要は人材。出水市はラッキーですね。
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