優れたプレゼンには型があるそうです。
型の存在は多くの人がそうだろうと肯定するかと思いますが、しかし
それがどういった型なのかを明確に示した人はおりません。
今日、優れたプレゼンテーションの型を暴いた本が出版されたことを
ダイヤモンド社の記事で知りました(こちら)。
秘密が書かれた本は「ザ・プレゼンテーション」というタイトルの本です(Amazon)。
Amazonの内容紹介の冒頭には、
90分で80回も会場を沸かせた
スティーブ・ジョブズの基調講演(←2007年の初代iPhone発表の際のプレゼンのこと)。
100年つづいた人種差別問題をわずか17分で動かした
キング牧師の「私には夢がある」。
たった4分で米国民の動揺をしずめた
レーガン大統領のシャトル事故追悼演説。
20分で1600人をクラシック音楽ファンにした
ベンジャミン・ザンダーの名プレゼン。
といった言葉が連ねてありました。
これだけでもうわくわくしてしまい、気づいたら購入ボタンを「ポチッ」と押していました (T_T)
さて、著者の方が見出した型とはスパークラインというものだそうです(次図)。
クリックすれば大きくなります。
ただこれだけではよくわかりませんね、意味が。
買った本でゆっくりと勉強しようと思います。
10月中旬にはガリラボの中間報告会があります。
それまでにはプレゼンを鍛えて、私や数多くの2年生を感心させるほどになって
おいてほしい。
さて、スパークラインだけではよくわかりませんが、もう一つ大事なことは、
ストーリー(物語)。
実は上の本のサブタイトルは「人を動かすストーリーテリングの技法」となっていて、
物語の重要性がタイトルの中に盛り込まれています。
一種の神話作用を聞く人間には必要なのです。
ガリラボでは、物語というもので人はふとわかった気になるのだということをよく話すので
その重要性を話しているのですが、物語のようなものを短く組み込んで説明していく人は
これまで皆無ではないかと思います。
短い時間の中で、上手に物語を組み込んでいく、そうしたプレゼンを目指しましょう。
ただし、言い訳のための物語でしたら不要です!
以下、冒頭出てきた名プレゼンです。
初代iPhoneの発表の際のスティーブ・ジョブズ氏。
これもまた著名なマルチン・ルター・キング牧師のI have a dreamスピーチ。
最後にこれがスペースシャトル「チャレンジャー」の事故による国内の動揺を
鎮めせてみせたと言われるレーガン大統領の追悼演説。
後に、「ザ・プレゼンテーション」を書かれた著者のプレゼンを紹介しておきます。
著者曰く、「プレゼンテーションとは情報と物語の組み合わせです」とのことです。
プレゼンの場に立つことの多いガリラボのゼミ生たちには、是非ともこういった
スキルを習得してほしい。
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