2011年12月11日日曜日

AKBとGoogleのコラボ

ぼんやりとネットを見ていたら、AKB48とGoogle+の文字が並んでいる
ことを発見しました。

AKB48、SKE48、NMB48(最初のAKBしか私にはわかりませんが)の
メンバー全てが

AKB48 Now on Google+


で、リアルタイムに情報を発信していくというものです。
ネット上の記事を参考にすると、ファンにとっての嬉しいところは、


サークル」機能と「ハングアウト」機能

らしく、好きなメンバーを自分の「サークル」に登録しておくとそのメンバーの
更新情報をリアルタイムで追うことができるらしいです。
Facebookの友だち登録のようなものでしょうか。
ファンにとってはリアルタイムに情報をもらえるとなるとたまらないでしょうねぇ。
一方、「ハングアウト」は、ファンとメンバー計10人によるリアルタイムビデオ
チャットができたり、主だったAKB48のライブや海外公演を生中継したりする
のだそうです。
凄いですねぇ。

今しがたまで、大学教育におけるネットというインフラに関しての報告書を
せっせと書いていたこともあり、AKBのこのニュースには目を見張りました。

こういった業界が最新のメディアを貪欲に取りこんでいく姿勢はこれまでも
そうだったわけですが、それにしてもどうしてこう頭が柔らかいのでしょう。

この取り組みに関して、 秋元康さんは
 すべてのメンバーとすべてのファンを結ぶインフラをグーグルと構築した。
といい、グーグルのマーケティング本部長・岩村水樹さんは
 ファンとAKB48メンバーとの新しいコミュニケーション方法を作り、AKB48の
 世界進出もサポートする。
と言っているそうです。

ぼんやりしている暇などありません、
自分を変えるために、周囲の環境や道具を変えていく。
こういうやり方をユーリア・エンゲストロームのいう「拡張による学習」といいますが、
AKBなどの先端を走るタレントなどは立ち止まることが衰退ですから、こういった
新しい取り組みによって学習を促し、継続的に成長させているのでしょう。

変化することを巡って(2011/2/17)とのタイトルで、変化について真面目なことを
書いてます。
ついでに、脱皮できない蛇は・・・(2010/1/31)にも同様なことを書いています。
読み返すと両方ともになんだか良いことを書いてます。
過去の自分を誉めたい気分ですが、同時に、成長していないこともわかります。
自分自身が新しい学びにきちんと向かわず「拡張による学習」をやっていないのだと、、、、
過去の記事から改めて気づかされました。

さらに話題がずれますが、糸井重里さんが先月の11月18日に、こんなツイートを
されていました:

  「ほぼ日手帳」は、書くものだとか記すものだとか思わないほうがいい。
  読むものなんですよ。じぶんで書いたものを読むときが、いちばん役に立っているとき
  なんです。
  たとえばいま「出口も設計する」というじぶんのメモを読んだ。ああ、と思い当たることが
  いくつか浮かぶ‥‥。

このツイートの存在は、キャリアフォリオ改良と普及をプロジェクトにしている2年(10)吉村が
教えてくれました。
さて、糸井さんの言うことはほんとによくわかります。
何でもいいから、記録していくのって大事です。
この意味で、ガリラボ通信ってひょっとして私が一番役立っているのかもしれません。


話をAKBに戻します・・・・
AKB48 Now on Google+のキャッチコピーは、
  すべてのメンバーが、
  すべてのファンとつながる。
です。これまでこんなことができるメディアなど地球上には存在しませんでした。
従来のメディアが衰退していくはずです。
これまでは個別の顔を見えないマスメディアしかありませんでしたから。
様々なクラスターサイズのコミュニティを自在に作り上げるネット上のソーシャル
メディアの威力にそのままは立ち向かえるはずがありません。

この企画の発表記者会見がYouTubeにありました。ライブで放送された(?)という
ことで、YouTubeってライブもできるのかとそれも驚きでした。




ライブ放送、リアルタイムビデオチャットなど、時代は、ソーシャル化とリアルタイム化へと
突き進んでいるようです。
これらによって、これまでにないコミュニケーションデザインが可能になっています。  

今書いている大学向けの報告書にこんな話題を入れても誰も相手にしないでしょうから、
さすがにやめますが、ガリラボに関しては、今後の方向を、継続的にしっかりと考えてい
きたいと思います。


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