今日の日経Web版に
ジョブズ氏亡き後のアップル、製品開発責任者が語る矜持と未来
との記事が出ていました。
ジョブズ亡き後のアップルの製品開発の責任者であるシラー氏が、「他の
会社で作れない例」として、iCloudをあげていました。
10年前に、アップルはパソコンとあらゆるデジタル機器がつながる世界を
「デジタルハブ構想」として思い描き、iTunesを使って実現していきました。
多くの家庭で、ネットに接続されたパソコンにiTunesがインストールされ、これをベース
基地にして、他のデバイスはそれに接続して利用するスタイルがほぼ定着している
かと思います。
この構想の結果、少なくとも音楽配信に関して革命的な変化が起きたことは経験して
いる通りです。
iCloudはデジタルハブのさらなる改革を目指すもので、パソコンをベース基地から
iPhone、iPod、iPadと同じレベルのデバイスの一つに降格させ、これからの社会の
中心となるデジタルハブをクラウドに移行していくというものです。
ネットの向こう側にあるiCloudにすべてのデータがあり、すべてのデバイスはネットに
接続されるのを前提に存在するものとなっていきます。
iTunesだけであれだけの変革を起こしてきたわけです。
これからどういったことになっていくのか。。。。
日経の記事の最後で、
一般的なユーザーは、ウェブやメールのチェック、アプリを使うだけならiPadで
事足りるだろう。ビジネスパーソンや技術者にはコンピューターが必要となるが、
家庭での日常的な用途ならiPadでほとんどのことを満たせる。シラー氏が「iPad
の市場規模はパーソナルコンピューターよりも巨大になるのではないか」と期待を
寄せるほど、iPadはアップルにとってさえも革新的なデバイスといえるのだ。
とありました。
最近私が事あるごとにあちこちで話していることと全く同じ内容だったので、ついここの
文章に反応してしまいました。
もう間もなく、間違いなく、パソコンは情報社会の主役の座を降りるでしょう。
秒読み段階に入っているように感じています。
今日の3年ゼミで聞いてみました。
まだiCloudについての反応はいま一つでしたが、しかし、こういった変化に敏感な学生
たちのことです。
これからどういった行動をしていくのか、今後の情報社会ひいては大学教育の在り方
などを考えていく上で今後注視していきたいと思っています。
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