2011年12月29日木曜日

地域の核としての学校について

今日の朝刊(熊日)の取材前線で次のコラムが掲載されており、
そにれ触発され、昨日で終わるはずだったガリラボ通信を書いて
おります。
コラムが目に付いたのは、かなり前に出前講義に出向いた記憶が
あり、またあるゼミ生の母校でもある河浦高校がでていたからです。

このコラムを読み、深い共感を覚えました。
前半部分はもちろんその通りですが、特に気になったのは後半。

地域の核」としての学校という点です。

実は、この問題は、院OB(08)田中(現在、熊本商業高校教諭)が修士
論文で扱ったテーマなのです。
高校再編で県教育界が大きく揺れていた頃、2009年に行った研究でした。
田中の研究の出発点となった問題意識が、このコラムの中で全く同じことが
書かれています。
この意味で、田中は、この記者さんの問題意識を、すでに数年前にキャッチ
していたわけです。
教育現場の最前線にいた田中から紡ぎだされた考察結果が論文にまとめ
てあります。
そこには「地域に学校を残すすべ」が提案されています。
もちろん、抽象的な部分もあるので、十分な提案ではないのですが、この論文を
読むと、学校というものがどういった存在であるか/あるべきかがわかります。

ガリラボは地域情報学を標榜するゼミですが、一方で、教育そのもの、そして
それを支える教育制度にも強い興味を持っており、その方面も守備範囲として
研究を行っています。
田中の修士論文がガリラボにおいてあります。興味のある人はどうぞ。
 

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