2012年8月7日火曜日

菊陽町地域資源巡り

菊陽町商工会で行われている着地型観光プログラム開発の委員会
でリストアップされた町内の地域資源について現場視察に赴くとの
情報を得たので、この機会にと同行させてもらいました。
きくりん人の代表4年(09)中島は町内資源の把握のために同行させ、
また、こうしたプログラム開発の手法を学んでもらうためにM2(12)大塚
にも同行してもらいました。
大塚は、この委員会の初回会議にも一緒に同行しています。
その時の様子は、「菊陽での新しい取組が産声を上げた場で」との
エントリー(2012/7/13)で紹介した通りです。

ガリラボに8:00集合。3人で菊陽町商工会へと出発しました。

9:00から現場視察開始。約30分ごとにスケジューリングされたかなり
ハードな行動でした。

まず、太平洋戦争のA級戦犯となった武藤章が生まれた家が菊陽町に
残っており、武藤氏にまつわるお話を文化財保護委員の前田さんから説明
していただきました(オレンジの服の観光ボランティアの方の隣の方です)。


次にすぐ近くにある井口眼鏡橋へ。石楔(くさび)のある珍しい石橋だそうです。

説明は観光ボランティアの矢野さん。かなめ石などの詳しい話を
聞きました。
説明を聞き、一応頭ではわかってはいましたが、横においてあった
模型で実際に石橋を組み立てる様子を見て体で石橋の仕組みを
深く理解することができました。
模型で石橋を作った瞬間、かなめ石の意味が可視化され、多くの
人から歓声が上がっていました。
説明を聞いた後のデモ。実に効果的です。


ここは矢野畳店の作業場です。
畳を使った観光資源開発とはどうなるか、実物を見ながら色々と話が
出ていました。
びっくりしたのは、くまモンを使った畳もあることです。
どこにもくまモンが出没しているものです。
(ちなみに、私はこの日はくまモン名刺を配って歩いたのですが、なか
なか好評でした 笑)


さて、ここは大津建設工業です。何をするところか分かるでしょうか?


鉄骨を扱ってる会社で、ここでは溶接体験をさせてもらいました。
いやー、おっかなびっくりです。

4年(09)中島が(大津建設工業の方で着地型観光プログラム開発の委員
でもある)藤森さんに促されて溶接体験に挑戦しております(↓)。


午前中最後は、鉄砲小路へ。
私にとっては久しぶりでした。06ゼミ生が3年生のときですから、今から
もう4年ほどまでにこの場所でフィールドワークをさせてもらったのでした。
30分という時間制限の中で観光ボランティアの岡本さん(オレンジの服を
着た方です)が鉄砲小路の歴史を紹介してくださいました。

鉄砲小路の蘇古鶴(そこつる)神社に入っていく大塚と中島です。
お昼直前で少々くたびれているようでした。
かなりの暑さで、さらに多くの場所を回り集中して話を聞いていたので
さすがに疲れます。


お昼は商工会で食べて、午後も午前中と同じぐらいの予定が詰まった
感じで活動開始。

まずは鉄砲小路の大自然ファームさんにてマンゴーを見せてもらいました。

説明してくださったのは本田さん(オレンジのつなぎの方です)。
マンゴーよりも、この方の農業哲学に魅了されてしまいました。
農業における撤退の哲学と言っていいかもしれません。
かなり若い方でしたが、手広く農業をされているだけあって、しっかり
されている方でした。
ところで、下の写真右には菊陽町の増永さんが写っています。
午後からの参戦となりました。

もうひとつ。目の前の木々は大自然ファームで育てられているライチです。


さて、その次にこの委員会の委員長でもある鉄砲小路の福島さんの
人参畑へ。現在、少し芽がでている状態でした。
ところで、福島さんはきくりん人にとってはお馴染みの方です。
三里木のたらわ屋酒店のご主人宇野さんから紹介していただいた
方で、2012/6/23にたわら屋さんで初めてお会いしました(その時は、
野菜ソムリエとして)。

その後、福島さんの自宅前の作業場にて人参作りに使われている
農業機械を見せてもらいました。
トラクタに多くの人が興味津々で、あの雰囲気から、トラクタ試乗体験が
観光プログラムのひとつとして採用されそうに思いました。


山内本店さんです。
説明していただいたのは10代目社長の山内さん。
先日、きくりん人が取材に出向いたばかりだったので、山内さんが
中島を見て「あら!」という感じで、しっかりと覚えていただいていた
ようです。


ここは原水駅前のTG珈琲さんです。
入るとすぐに、美味しそうな目を引くものが沢山おいてありました。

ご主人の広瀬さんに、こちらで作られているにんじんジャムについての
説明を受けました。

キャロットジャムとネーミングされたジャムを試食させてもらいましたが、
かなり美味しい。
ケーキも試食させてもらいましたが、こっちもかなり美味しい。
なかなか良い雰囲気の喫茶店でした。
きくりん人もお薦めのお店です。


最後に空港へ。
飛行機と夕日とのコラボ写真が撮れるスポットに向けて道なき道を
ぐるぐると回りながら(乗用車の私の車は底をぶつけながらのトンデ
モナイ道まで走りながら)、結局、分からず・・・・
空港の端っこに到着したものの、飛行機など見えず。。。
この場で色々なことも起きて、結局、スポット探しは諦めて商工会へと
戻りました。残念でした。


商工会で参加者のみなさんにお別れして、3人でガリラボに戻ったのが
18時過ぎ。その時、ガリラボには
  M1(12)坂本、4年(09)谷、3年(10)吉村、清原、森本
がおり、色々と作業していたようです。
帰宅後すぐ、谷からチームジョブズについての相談を受け、色々と話して
いるうちに、今やろうとしていることは「20歳のハローワーク」でまとめて
いこうとそんなアイデアに至りました。
疲れていた頭のせいと、菊陽町で今日色々な話を聞いてきたせいだと
思います。

ところで、今日一日、鉄砲小路の人参農家兼野菜ソムリエの福島さんと
一緒に車で回りました。
移動中、色々な話をすることなりました。
興味深いものでした。
個人的なバルネラブルなものなのでここに書きませんが、おかげで距離が
近くなったように感じました。

最後の視察の成果ですが・・・
私はほとんどありませんでしたが、さすがは優秀なゼミ生です。
複数のスポットをコラボさせていく面白い案を出しておりました。
バーベキュー用の道具を溶接して作り、菊陽の食材を他のスポットで
調達して、全員が協力して初めてバーベキューが可能になるとかですね、
福島さんにはかなり受けていました。
ちなみに福島さんがこの委員会の委員長です。
だからでしょうが、次回の会合には二人にゼミ生には出席してくださいと
懇願されていたように思います。
私については、「良かったら・・」という雰囲気を感じたのですが、疲れて
いたので気のせいかもしれません。笑

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