2016年4月2日土曜日

広告「新社会人おめでとう~挑め、燃えろ、新しい人よ。」から。

新年度となり、サントリーの広告で伊集院静さんのメッセージが掲載されたようです。
今年のタイトルは
  挑め。燃えろ、新しい人よ。
でした。
昨年は「挑め。失敗しても起き上がり、また挑め。」でしたので(ガリラボ通信2015/4/5)、
2年連続「挑め」という言葉が使われています。
この2文字を非常に重視されているようです。
安定ということ<だけ>を求め、挑まない人生など詰らないものはないということでしょう。
もっとも、安定させるためには変化に挑んでいく必要があるのであって、挑戦しないところに
安定などありえないのです(赤の女王仮説ガリラボ通信2010/9/23)。
卒業した12ゼミ生、M14院生、そしてM15藤本ら、新しい人たち、ガリラボで身につけた
はずの前に進む力でもって新しいことに果敢に挑み、自分の範囲をたくさん広げていって
ほしい。
(出典)

昨年も同様のことを書いていますが、挑む必要があるのは新社会人だけはありません。
その練習(予行演習)を在学生は存分にやっておかないといけない。
「わかりませーーん」と甘えるのでなく、「疲れました」と弱音を吐くのでもなく、さらには
「忘れてました」と誤魔化すのでもない。
卒業する12ゼミ生に向けて最後の言葉として、私は、「自分に嘘をつかないように」との
メッセージを伝え送り出しました。
キレイな言葉を使って、自分に嘘をつき、自分自身をだまし始めるとき、その時点から成長
していく見込みはなくなるでしょう。
それは在学生も同じです。
耳障りの良い言葉を使って、誤魔化しの利くようなことをやっていると、せっかくの予行演習
期間が、単なる楽しい期間だけに終わってしまうでしょう。
昨年も書きましたが、言いたいことは同じなので、新しい学年になった在学生に向け、再掲します。

 新しくM2になったゼミ生、研究の質を上げましょう、
 新しくM1になったゼミ生、研究の世界に入っていきましょう、
 新しく4年生になったゼミ生、卒論に立ち向かい、ガリラボのリーダーとなろう、
 新しく3年生になったゼミ生、ガリラボの主力として活躍しよう
 そしてまた私も全力でゼミ生の支援に挑んでいきます。
 みんなそれぞれの場面で、新しいことに挑んでいってほしい。

なお、ガリラボに関して<特に>4年(13)塚田ゼミ長、松崎副ゼミ長の2トップには、ガリラボ
全体が新しい次元へと移行していくよう、ガリラボのことに集中し、真剣に考えて考えて、考え
抜いて2016年のガリラボをリードしていってほしいと思っています。
そのことが結局は自分の成長につながっていきますので。
それと10年の時間を経て出戻ることになったM1(16)山口。死ぬほど、吐き気がするほど
勉強をしてほしい。そうして新しい人になっていくといい。
だいたい、そのためにガリラボに戻ってきたのだろうから。
毎日コツコツとチャンレジして、挑戦日記でも作って記録して経験学習のサイクルを駆動させ
充実した2年間にしてほしいと思っている。
学部の学生たちともしっかりと絡み、お互い成長できる良好な関係を築いてほしい。
他にも名前を挙げていきたい衝動に駆られていますが、さすが長くなるので、この辺りで。。。

 
今日は大学で仕事をしていました。
夕方、OB(12)山田がふらりと顔を出しました。
卒アルを受け取りに来ました、とのこと。
居なかったらどうするつもりだったと聞くと、その時はまた来るつもりだったようです。
考えてみると、社会人になると休みの日にしか取りに来れないでしょうから、まだ
取りに来てない人たちの分はどうしますかね?
ま、何とかなるでしょう。
ところで、山田はこれから福岡での研修に入りますが、勤務地は「瀬高」に決まったようです。
なぜ、瀬高かは不明ですが、熊本から近いところでよかったですね。
「また来ます」と明るく去っていきました。
挑め、新しい人よ。^^;


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挑め、燃えろ、新しい人よ。(全文)
新社会人おめでとう
今日、君はどんな職場で、この日を迎えただろうか。
どんな職場、仕事であれ、そこが君の出発点だ。
仕事とは何だろう?働くとは何だと思う?
人間は誰でも、身体の中に、火をおこす石のかけらを持っている。
働くとは、その石を打ち続けることだ。
仕事とは、その火をかたちにすることだ。
その火は、人々に希望を与え、こころをゆたかにするんだ。
今、私たちの社会はさまざまな問題であふれている。
今までのやり方では解決しないものだらけだ。
だから新しい人よ、ユニークで、まぶしい、燃える君の炎が欲しい。
新しい発想、力は、挑戦する中にしか生まれない。
挑め、失敗してもあきらめるな。さらに挑め。
困難に立ち向かう人間の中には真理がある。
自分だけのために生きるな。仕事は誰かのためにやるものだ。
それが人間の品性だ。仕事の品格だ。
しかし本物の仕事は、辛いぞ、苦しいぞ、きびしいぞ。
それでも元気に明るく、笑って走るのが新しい人だ。
少し疲れたら、夕暮れ、こころを抱いてくれる一杯をやろう。
新しい人よ、君に乾杯。
伊集院静


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過去の「新社会人おめでとう」
2015年 ガリラボ通信2015/4/5
2014年 ガリラボ通信2014/4/6
2013年 ガリラボ通信2013/4/5
2012年 ガリラボ通信2012/4/4



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