2016年4月21日木曜日

「日常」へと向かう3歩目

本日は、朝から1日中、本部棟での仕事でした。
午前中は打ち合わせ、午後から3、4時間ほどかけて学内の建物検査に随行しました。
専門家の意見を現場で聞きながら、授業再開のメドを考える際の肌感覚を得ようと思って。
学内を今日ほどくまなく見て回ったのは初めてでした。
あちこちで物が散乱している状況でした。
図書館です。職員の方(安達さん)が懸命に復旧作業をしておられました。


多くの教員が研究室の片付けに頑張っておられました。
この様子であれば、徐々に復興していくものと思います。
一方で、私はと言えば、大学全体の復興に向けた仕事が最優先であるため、自分の
時間を自由に作ることが難しく、結果、片付けはほぼ手付かず・・・
先生方の片付けができる自由が少し羨ましくありました。
ガリラボの復興はいつになるかなぁ・・・(涙)。

学内を歩き回り、大小の被害を見てきましたが、大ホール前のこの巨大な壁画が
落下してなくて良かったなと思います。



検査の際、空中庭園にも行きました。
最初の地震から今日で1週間が経ちます。1週間で、チューリップの花は枯れ、雑草が
生い茂っておりました。

残っているチューリップです。

ホサカザクラは元気に育っていました。^^


 
今日、久々に、ガリラボのゼミ生一人とメールですが、接触しました。
相手は、新入生のM1(16)大野。
午後3時頃に大野からメールが届いておりました。大野によれば、
  勉強したくて大学に入学したのに、講義が受けられなくてとても残念です・・・。
  まだ研究の方向性、構想の立て方もままなりません。
  先生の空いている時間に、研究に当たり、「読んでいた方がためになる本」を
  数冊教えていただければと思います。
  またお手伝いできることがあれば、是非おっしゃってください。
  できることは何でもやります。
ということです。
確かにそうですね。入学してすぐに放り出す形になってしまい申し訳ない限りです。
学部の1年生とかはどうなんでしょう。入学して頑張るぞと思っていた時に、地震。
気持ちが切れてしまっている新入生が出ていないか心配しています。

さて、来週になったらどうにか自分の時間を作り、ガリラボの復旧作業がやれれば
いいなと思います。
 
 
これは昨晩の写真です。見慣れた光景ですが、地震後初めて普通に営業していたのです。
4年(13)中村がバイトしているところです。
見慣れた光景が失われていて、それが戻ってきたのを見て、非常にホッとしました。
自分でも意外なほどに感激したように思います。
「日常」の大切さを改めて、コンビニの営業再開で教えてもらいました。



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