昨晩、ガリラボの片づけをひとまず終えてから、19時にCPDセンターへ
出かけました。
本震のあった16日未明から自然に避難所となった大学で、自主的な支援活動を
始めた学生ボランティアグループの活動振り返りがありました。
後ろで様子を見させてもらいました。
各学生たちは時系列に沿ってあの日からの出来事をLINEでの履歴を使って
記憶を呼び起こしながら付箋紙に書き込んでいってました。
終わってみると16日(土)には膨大な付箋が張り付けられていました。
途中、熊日の記者さんがインタビューをされていました。
1500人以上の方が避難してくることになった本学で、ピーク時には100人以上の
学生たちが組織化され動き始めたのですが、それは見事なものでした。
たまたま居合わせた4年(13)中村をはじめとする学生たちがそれぞれのグループの
リーダーとなって活動しており、彼らの動きを(不定期ですが)見ていると、やはり
人って役割が与えられるとそれ相応の力を発揮していくのだなと思います。
多くの人が潜在能力は持っているのだと思わざるをえません。
そうした能力を発揮できる場があるか、またそうした機会を得られるかどうかが、人が
成長していくのに必要な条件であるようです。
地震という逆境は、上に挙げた3人に、そうした場を提供することになり、貴重な体験を
提供することになりました。
前にも書きましたが、そうした体験を自分の経験とできるかは、きちんと振り返りが
できるかにかかっています。
そうした意味で、昨晩の振り返りの機会は非常に良かったと思いました。
ただ、惜しいのは、客観的出来事のピックアップがメインとなっていたこと。それはそれで
重要ですが、それだけでなく、それぞれ個人では自己を内省し、あの時の自分というその
ものを振り返るともっと良いでしょう。
一生に一度も出会うことのないはずの震災という、ある意味で、貴重な機会でした。
災害をもたらした震災に、ただ屈しているだけは、悔しい。
被災し、非常に辛い方もおられるでしょうが、その中にも、逆境をメリットにとらえる思考が
あって良いでしょう。
メリットにしていくためには、少なくとも客観的事実と併せて主観的なものの振り返りは
不可欠であろうと私は思うのです。(と言いながら、私自身まだやっていないのですが・・・orz)
22時前、CPDセンターから戻ると、ドアの前に差し入れがおいてありました。
OB(11)清田からでした。冷蔵庫に入れておきます。
清田の思いやりを、みんなで有り難くいただきましょう。
帰宅する前、2週間ぶりにコミュニケーションノートを開いてみました。
片付けの後、4年生が書き込みをしていました。
大学再開後は、このコミュニケーションノートにまたたくさん書き込みが
増えていくでしょう。
早くそうなるよう、努力していきたいと思います。
2016年4月28日木曜日
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