次の文章、SNS上でかなりリツイートされているのでご承知の方が多いと思います。
示唆に富むもので、考えさせられます。
ただ、文章中に「この例が私達に示してくれる真実は」とあり、その後に「大きな岩を
先に入れない限り・・」と述べてあります。ただ、これはあくまでも比喩であって、
真実かどうかは、何の確証も示されていないので、理性的な意味では完全に受け入れる
ことをためらいますが、感性の領域では一定程度は同意できます。
きちんと読むとこれはどういう意味?と思うところがあります。
例えば、「先に入れる」とありますが、先とはいつを意味しているのでしょうか。
文脈からすると若い学生時代にと読み取れそうです。
確かにそう考えるのが普通の感覚かと思います。
が、果たしてそうなのでしょうか。
さらに、もう一つ注文をつければ・・・
そもそも「岩」とは何なのでしょう。
きちんと問われると、はたと困ってしまいそうです。
感覚的に理解したことは、現実性を考えながら、分析的な視点で眺めていくと色々と
矛盾を持っていることが多いものです。
これと同じことが昨日のガリラボ白亜祭委員会の企画でも生じました。
先日、ガリラボの白亜祭実行委員会がおおよその企画を固めたので、サブテーマを
ゼミ生の投票で決めたいと伝えていました(ガリラボ通信2016/7/14)。
ところが、投票に向けて企画内容をきちんと紹介するために文章化してみると、
どうも企画の内容がおかしい。
文章を読むと疑問点がたくさん出ていて、矛盾点だらけであることがわかりました。
感覚的に理解していた時には、良いアイデアだと思っていたのですが、いざ、人に
きちんと正確に伝えるために文章化してみると、どうにもまだ企画の内容が明確に
できていなかったのです。
それで、昨日、随分と企画チームで議論したようです(5時間近く?)。
議論を通して、メンバー間でも同一イメージが共有されていなことも判明したそうです
委員長の4年(13)松崎に話したのですが、この時期に気づいて良かった、と。
みんながそれぞれの個別のイメージままで進めていたら、後で立ち直れないほどの
ショックを受けるかもしれませんから。
この一件を通して思ったことが、13ゼミ生はこれまで色々なイベントを高度な
レベルで計画してきて、そのあたりの能力が随分と鍛えられ成長していると思って
いたのですが、まだ少し最後の詰めの部分に甘さが残っているのだ、と。
感覚の世界だけで満足してしまう部分がまだ残っているということです。
感覚世界で理解しているイメージを、現実化=現実世界で実現するというレベルとの
ギャップの存在がうまく掴めないからでしょう。
これまで数々のイベントを作ってきた13ゼミ生でさえこうなるのですから、ガリラボ
がやろうとしている白亜祭企画は、これまでのイベントよりも相当に高いレベルの複雑さが
要求されるということかと思います。
白亜祭の企画は、かかわり合う人の種類がこれまでとは全く異なります。
そうした人たちを思い浮かべながら、白亜祭の企画を考え、実践していくことで能力を
さらに伸ばしていくのと同時に、卒論を通して、甘くなってしまうような部分を潰して
いけると社会人になって良い仕事ができていくだろうなと思います。
USJでハリーポッターを成功させた人は、夢みる人ではありませんでした。
お客さんの心理を徹底的に追及し、現実的な数字を冷静に分析していくマーケッターでした。
たくさんの人に楽しませる完璧な「夢の国(玉名国?)」を目指し、頑張りましょう。
女帝の底力の見せ所です。笑
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脈絡なく、全く関係ない話に飛びますが・・・。
ここ最近、隙間時間を利用して、10年ほど前に、ある理由で1日に1000文字以上
と決めてSNS上の友人(主にゼミ生)に向けて書いていた文章(日記)をブログに移す
作業をしています。
方法は、原始的な方法=手作業で(涙)
その作業を繰り返していたら、突然、次のチェックボックスがブログサイトに
現れました。かなり驚きました。
「私はロボットではありません」であることを示せと、プログラム(ロボット)に命令
されるとはですねぇ・・・
カチンときて、拒否したくなりましたが、そうすると先に進めないので、怒りを抑え
ながらチェックしました。
Googleの優秀な方たち、他に優れた日本語表現を思いつかなかったのでしょうか?
このプログラムを書いている人たちの人間性を疑ってしまいます。
余談ですが、東工大の上田先生のゼミで、他大学の看護学部の学生が参加した時、東工大生を
「人間に興味のない人たち」、「人間がロボットであっても全く変わらないような言い方で語る人たち」と
表現したとか。
非常にうなずけます。全くそんな感じです。私はその雰囲気が大嫌いで、それが一つの理由になって
情報関係から足を洗おうと思いました(最大の理由は他の興味を見つけたからですけど)。
それはさておき、移行作業をしながら10年近く前の我が日記(と言っても、SNS内
の友人向けに書いているわけですから、ゼミ生を意識したかなり公的な文章となってい
ますが)を読み直しながら10年前の自分に会ってみたら・・・、自分で言うものなんですが、
なんか素晴らしいのです。全部ではありません、いくつか。
それを比較してみると、10年前から退化している自分を発見してしまいました。
当時、必死で岩を入れている作業して、そのおかげで毎日(!)一定レベルの文章を
書けていたはずですが、10年経つと、どうも風化して岩は見るも無残に全部が粉々に
なってコアな部分を失った砂漠と化しています。
岩は、永久に岩のままではないのだと悟りました。涙
今日はこれで何文字だろうと数えてみたら2,200文字ほどでした。
熊本に戻る高速バスの中で書いたものです。ちょっときついですね、やっぱり。涙
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