2013年8月3日土曜日

もうひとつのガリボイス(その6)

何時以来でしょう、読者のひろばの投稿を話題にするのは?
調べてみましたら 2013/3/20の4年(10)吉村(当時は3年生)の
ガリボイス以来のようです。
それからもう半年近く経っているようです。
残念なことに、最近、読者のひろばを開いてはみるものの、探しものする
必要に迫られていなかったので、情報を拾い出す力が極度に低下して
いたようです。
7月30日の記事の存在に全く気付きませんでした。
やっぱり人は、探そうと思って探さないと(能動的でないと)、情報をキャッ
チすることは難しいのだということを実感させられました。

さて、7月30日の熊日朝刊には院OB(07)山部の投稿が掲載されています。
定期的に投稿している山部さん(前回はこちら)の6回目の掲載になるか
と思います。
前回のは前任校の菊池高校についての話題でした。今回は、山部さんが
現在勤務する小国高校の話題。

ちなみに、山部さんが小国高校勤務となり、ガリラボは2度ほど小国高校の
生徒さんと接触することになりました。^^

ホッケー部が強い小国高校。
投稿は、そのホッケー部の生徒さんたちの他者への思いを目の前にした
山部さんの心情が綴られたものでした。


先日読んだ本の中に、自らの夢を実現する方法として次の5つのことが
挙げられていました。
 ①できるだけ具体的に考える、
 ②それを紙に書く、
 ③日付をつける(いつその夢の実現するつもりか)、
 ④人に言う、言いふらす、
 ⑤まず、人の夢や目標を応援する。
①から④まではヴィゴツキーの2重刺激に対応し、自分を能動的に制御して
ための刺激を作り出していく方法と解釈できます。
⑤だけ趣きが違います。
方法がわがことに向いていない。唯一外に向いています。
他者という存在への深い理解、そしてその他者への思いがそこにあります。
野球部の友人たちの夢への挑戦に対するホッケー部の生徒さんたちの応援は、
野球部の友人たちの心に強く響いたのに違いありません。
貴重な時間を割いてのホッケー部の他者に対する無償の行為は、結果的に彼らの
夢を後押ししていくことになるでしょう。
 
記事を読み、大変良い関係が出来上がっている高校だなと思いました。
山部さんの手腕が存分に発揮された結果なのかもしれません。

最後に2013/7/31にFacebook上に投稿されていた茂木健一郎さんの
次の言葉を紹介して終わります。
小国高校ホッケー部がちょうどこの言葉に該当しているように思います。
出典
 
わがことだけに拘泥しない。
他者を対等な存在として、心でも体でも深く理解する。
回り道に見えますが、しかし結果的にそれが自分の成長につながるようです。
小国高校ホッケー部のみなさんの態度を見習っていきたいと思います。
  
 
8月24日はガリラボの院生会を開催します。
卒業生もたくさん集まるはずです。
山部さんとは1年ぶりの再会となります。
ガリボイスの話題を酒の肴のひとつにして飲みながらじっくりと語り合いたいと思います。
 
 
 

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