2016年10月29日土曜日

Coho'zuの大津町外牧区インタビュー取材

Coho'zuの取材に同行し初めて雨でなかったように思います。
たいへんキレイな青空でした@大津町役場。

8:40に大津町役場駐車場で、地域づくり推進係の岩下さんと井手尾さんと
待ち合わせて、取材先に向かいました。


取材場所は大津町外牧区公民館。
ここで、区長さんと民生委員の方に地震以後のことをお聞きしました。


外牧区の区長さん。4月に区長になられたばかりで、状況がよくわからない
中での熊本地震で、非常にご苦労されたようでした。区長として色々と判断を
しなければならないときが大変だったということでした。よく分かります。
特に皆さんの生命に係わるような状況でしたから。さらに、この地区は、地震から
少し経った後の豪雨で、震災の後遺症もあったせいで、水害に見舞われました。
地震よりもこっちが酷く思えたと区長さんは話されていました。豪雨で避難指示が
出た後の対応でも苦労されたようです。そういった話を90分ほどじっくりと聞かせ
てもらいました。


引き続き、この地区と周辺地区で民生委員をされている3人の女性にお聞きしました。
特に一人暮らしのお年寄りの方を支援されているわけですが、地震後は家族も家も
すべてを後回しで、そうした支援に走り回ったということでした。「さしより、目の前を
ことをやらなけらば」と奔走され、自宅に目を向いたのは地震後1週間経ってからの
ことだったそうです。こうした行動の原動力はと、4年(13)多賀が聞くと、「いつもやって
いることだから」と答えておられました。
日々適当にやっていると、いざという時に役立つことはないということでしょう。日頃から
リズムよく安定して物事に取り組んでおくことの大切さを教えてもらいました。


取材の様子。
本日のCoho'zuは4年(13)多賀と上田がインタビューを行い、4年(13)飯沼は記録係。
後ろで撮影されているのは大津町の井手尾さん。広報誌に使う写真を撮っておられました。

同じ記録係で、飯沼と何やら意見交換をされていました。


公民館を後にして、すぐ近くの山の崩落現場に向かいました。
大津町に初めて来た時(ガリラボ通信2016/6/30)にも見学に来たところです。
その時よりも、倒木が多くなっています。
昨日も強い雨が降ってました。こうした雨で崩落が少しづつ進んでいるのかもしれません。


崩落現場をCoho'zuの3人で仲良く歩いております。


何をやっているかというと・・・
カメラを引くと、ご覧のとおり。広報おおづの表紙に使う写真を撮っておりました。

 
最後に井手尾さんとCoho'zuで少し打合せ。この時、岩下さんはおられません。


岩下さんは取材が始まる頃には出て行かれました。
勉強会で長崎に行かれたようです。
ほぼ休みをとらず、地震からの復興についてなど色々なところで勉強をされているのだとか。
実は、一昨日、岩下さんから長文のメールをCoho'zuにもらいました。
そこには、Coho'zuの「広報おおづ」への寄稿記事(の草稿)に対し厳しい注文が書かれて
いたのです。
千本ノックだと思い、この指摘に応えほしいとの熱いメッセージも添えてあり、地震への
岩下さんの思いの強さを感じたのですが、その理由がよくわかりました。
ご自分で、自主的に地震以後の町の復興について大変勉強されているからなのですね。

実は、Coho'zuへの厳しいメールを読みながら、「あれっ?」と感じていました。
何だ、このこだわりは、と。
そこには、単なる批判ではなく、いいものを仕上げようという岩下さんの並々ならぬ
意志を感じたのです。
大津町にも熱い公務員がおられました。

という経緯もあって、決めました。
岩下さんを取材させてもらい、津曲研究室版「<持ち場>の希望学」に加えなければ、と。
「一区切り」がついた時に、お願いしようかと思います。
 
 
9:00に公民館に到着し、12:30に全ての取材を終えて、大津町を後にしました。
取材に協力していただいた区長さん、民生委員さんたちとCoho'zuです。




<おまけ>役場駐車場のくすの木を下から見上げてみました



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