2013年5月7日火曜日
第3の場所としてのガリラボ
10:00に4年(10)吉村がやってきて、10:30からM2(12)大塚とM1(13)坂口とのゼミ。
いつぐらいだったか時間は忘れましたがゼミをやっているときに4年(10)漆島が
やってきたように思います。
12:00から3年(11)ゼミ幹部会議。
上田、藤本、木下、清田が集まり、明日からのゼミについて打合せを行いました。
明日から1ヶ月ほどかけて、動画撮影と編集のトレーニングを行っていきます。
題材は恒例なりましたが「15秒CM」です。
ガイダンスは4年(10)吉村がやってくれる予定です。
13:00からは4年(10)ゼミ会議でしたが、私は大学の会議のため参加できず、
またそれが終わってすぐに出張したのでその後のガリラボの状況は不明。
10ゼミ会議についてはどういうことが決まったのでしょう?
田中10ゼミ長も都合で欠席だったので、決まったことは迅速にシェアして
くれるとうれしい。
よろしく。^^
ところで、あまり紹介したことないので、院でやっていることを以下で
紹介してみたいと思います。
活動内容ではなく活動の指針を与える理論についての紹介です。
実践なき理論は空虚と言いますが、逆に
理論なき実践は盲目とも言います。
ただ動き回るのではなく、動きに構造を与えていくために指針としての理論が
必要になります。
大塚と坂口には現在そのための理論としてノットワーキングという理論を学んで
もらっています。
午前中の院ゼミではこのノットワーキングという概念についてかなり
突っ込んだ議論をしました。
何故、ノットワーキングという概念が重要なのかという点です。
テキストがないので曖昧な記憶のまま書きます(現在、熊本に戻るバスの中です)。
いくつかありますが、ひとつには境界領域の活動の生成という意味が大きい。
異なる集団がノットとして接続され、そこで活動することで、それまで存在しな
かった境界が発生する。
第3の場所(家庭でも、職場でもない場所。スタバは第3の場所をコンセプトに
作ってあるそうです。)において、複数集団が境界領域で活動することで、
例えば対話等を通して、自分たちがそれまでターゲットとしていた対象が拡張
されることが起きる。
複数集団それぞれの対象が拡張されて共通領域が生まれた時、新しい活動が生み
出される可能性がでてくる。
記憶が曖昧なためまったく自信はありませんが、確かそんなストーリーだったように
思います。
(違っていたら、後日訂正します^^;)
これだけだと、なんだか当たり前のことを言ってるだけに思えますが、ノットワー
キングを継続的な恊働の創発現象と捉えていた私には、目からウロコでした。
上記理解によって、安定したネットワーク型の活動がどうして駄目なのかよく
意味がわかりました。
ネットワーク型の活動では、対象に拡張が生起しようがないからです。
このことは決定的に重要なのです。
変化が生まれるかどうかに関わることだからです。
そういったところまで考えていて、ガリラボがなぜ今のようになっているのか
ということについて、ノットワーキングの専門用語で理解できました。
要するに、ノットワーキングが生じやすい第3の場所なんですね、ガリラボは。
空間がノット(結び目)を作りやすいような形に場所化している。
「来るもの拒まず、去る者を追わず」も昔からのガリラボの流儀でしたが、これが
第3の場所の中でノートワーキング的な動きを生成している事につながってきてい
るのだと感じます。
正確な理解とは違っている可能性もありますが、とりあえず今はそのように理解して
おきたいと思います。
以上、大学院のゼミで勉強している理論の紹介でした。
私自身が理解不十分なので、読んでもよく理解できないと思います。
本質のところにまで理解が達してないので、どうしても記述が表面的になってしまう
からです。
もう少ししっかり勉強して、いつの日にか、本質の部分をわかりやすい言葉で、
ガリラボ通信で紹介できればと思います。(読む人は少ないと思いますけど・・^^;)
次の写真は大学院OG(10)松尾(学部06)からのお土産です。
名古屋に行ってきたみたいですね。
松尾も、院のときには上記のような難解な理論を背中に背負いながらきくりん人と活動を共にしていたのでした。
その時のきくりん人のメンバーは3月で卒業してしまいました。
今となってはすでに懐かしい。
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