2013年5月23日木曜日

会話中の認知的形跡の例

昨日の番外ゼミ「原書輪読」で予定の部分が終わらなかったので、追加で今朝
8:45には4年(10)漆島、吉村を呼び勉強でした。
一気に進みました。
それが終わる頃、4年(10)保坂や清原がやってきて、結局、午前中は雑談タイムに。
お昼前、事務局の安達さんが来られて、少し、卒論談義となり、昔の大学の卒論の
厳しさを、居合わせた4年生に説諭したのですが、どれほど伝わったかは不明です。笑

午後、昨年9月5日に講演に来られた鬼丸さんが本日も大学に講演に来られまし
た(案内)。
「善きことは、カタツムリの速度で動く」は昨年のガリラボ通信のタイトルでも
使わせてもらったものです。
大変感銘を受けた講演でした。


ガリラボからは4年(10)石原、漆島、清原、吉村、3年(11)上田、野口が
参加。帰ってきて聞いたところ、心に響いたと言っておりました。


講演の途中、鬼丸さんからゼミ生は質問を受けたようです。


17:30からはM2(12)大塚と修論についてのゼミを行いました。
6月1日が初期報告会ですが、その準備の状況についてチェックを
行いました。ほぼOKです。
その後、4年(10)吉村、清原、保坂も加えて、2年ゼミ生向けのフライヤーの
ダメ出しが始まりました。
たくさんの話をしたのですが、その中であるアイデアが生まれた瞬間の原因を
探って会話を遡及してみたら、次のような流れ(認知的形跡)がありました。
おおまかですが、

(1)やっぱり、キャッチコピーが必要じゃ?
 ↓
(2)ゲド戦記に使われたポスターの文言は半年ぐらいかかったらしい。
 ↓
(3)ネットでゲド戦記を検索、結果、ジブリ作品に目が行く
 ↓
(4)今度の映画「風立ちぬ」よさそう。ガリラボ有志で見に行こうか。
 ↓
(5)鈴木敏夫プロデューサー、すげー
 ↓
(6)私、プロデューサーになりたい
 ↓
(7)平野暁臣「プロデュース入門」の本がガリラボにあることを思い出す。
 ↓
(8)平野さんは岡本太郎記念館館長で、昨日、テレビに出てた
 ↓
(9)平野さんのもう一つの本「空間メディア入門」がガリラボにあることを思い出す。
 ↓
(10)空間メディアへの入門ってラーニングキャンプを考えるの重要ではないか!?

と内容をシフトさせていった認知的形跡が認められ、それによって空間メディアの
考え方とラーニングキャンプとが結合し、ひとつのアイデア(らしきもの)へと
至ったのでした。
雑談しないと絶対にこの「つながり」は生まれなかったでしょう。
「Yes, and」式の会話の典型的な事例でした。

ひとつの気づき(創造)に達した後、全員、元の作業(フライヤー作りなど)に
整然と戻りました。
オン/オフがしっかりしてます。
 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿