午前中の会議から戻ると、3年(09)中島がWeb上での就活作業を
やっており、その横で1年生の上田が英語の勉強をしておりました。
お昼ぐらいに4年(08)松永が顔をだし、テニス部の追いコンに関して
何か作業をしているようでした(内緒にと言ってたので、内緒にして
おきます笑)
昨日卒業式に出かけた高校出身である上田と昨日のことを昼過ぎに
話題にしたら、昨年度までそこにいたわけで、答辞を読んだ生徒のこと
もよく知っていたりして話が弾み、それからついずるずると・・・
途中、松永が帰り、中島が帰り、そうしていたら1年MORE代表の藤本
がやってきて、気づいたら私と1年生の二人。
ゼミ生は誰もいないという特殊な状況で、二人にまあ驚くほど多岐に
渡る話(雑談)をしたように思います。
あまりにも多岐にわたったのでほとんど覚えていませんが、辛うじて
記憶していることと言えば、「睡眠の理由」についての話題。
生物学者でもないので、生理学的レベルでどういった理由なのかはもち
ろん皆目分かりませんが、情報論的には、こんなことが言えるのでは
ないかと、証拠など無視した雑談のレベルで話しました。
世界はエントロピーが増大する方向に変化している。
これは、物理のもっとも基本的な法則で、熱力学の第2法則と言います。
大学の時の統計物理学で、さらにまた少し前に環境問題の理論的なこと
を勉強している際に勉強した法則ですが、うろ覚えの記憶を呼び起こすと、
要するにこれは、秩序的なものは無秩序な方向へと変化していく、そ
れが自然の摂理だというものです。
きれいな(秩序だった)部屋も、ただ生活していると徐々にきたなくなっ
て(無秩序になって)いきます。
そういうことを言います。
その法則から導き出せるのですが(確か?)、「秩序」とは実は「無秩序」に
支えられています。
秩序を維持するには、無秩序を周囲にばらまかないといけないのです。
ガソリンエンジンが秩序よく回転して自動車の動力となり得るのは、ガソ
リンという整然と並んだ炭素の分子構造を燃焼によってバラバラ(排気ガ
ス)にして外に放り出しているからです。
(もうちょっと正確には、高温という分子の無秩序さもラジエータを介して
外に放り出しています)
また(気づいていないかもしれませんが)ガリラボがある程度きれいに保た
れているのは、私が毎朝掃除して労働しているからで、その労働は懸命に
やっていますので(ここ大事!)、だいぶ体が暖かくなります。
つまり、この健気な行動は、食物という秩序だった物質を摂取し、それを
体内で燃やしながら、熱という無秩序な形にして体の外に放り出している
からです(厳密にはまだ色々あるのでしょうが、雑談にはこれぐらいで十分
でしょう!)。
さて、睡眠の話題。
人は起きている間、意識があります。
意識とは秩序そのものです。
だって、起きている間、人はみな秩序だって行動しますから。
水が飲みたければ、それが実現するように意識が人の体を制御して
いますよね。
カップラーメンを食べたくなったら、ポットを抱えて給湯室にまっすぐに
歩いていきますよね。
ということで、意識とはきわめて秩序的なものです。
となると問題は、この意識という秩序を維持するのに必要な無秩序は
どこにあるのかということです。
その回答のひとつが、睡眠ではないか、と。
睡眠の間は、脳は起きている間の意識を可能にするように無秩序を
生み出すものだと考えていいのではないかと思います。
ラジエータで冷却せずにエンジンを動かしたらオーバーヒートしてエンジンが
壊れるのと同じです。
福島第1原発の事故も冷却装置が動かず、熱を外に捨てることができなく
なったら内部が無秩序になってしまったのでした。
だからもしも眠らずにずっと意識を維持していくと、いつか脳は破たんします。
おかしくなります。
ということで、意識という人が行動するために不可欠な秩序を維持するため
に、脳を持った生物は睡眠という無秩序を必要とする。
(注意)適当な推論なので、くれぐれも信用しないように。分かっているでしょうけど、念のために。
だから寝ないということは、無秩序による支援がなくなり、それゆえに、意識の
全体効率は落ちてしまい、結果としてあまりよくないのだと・・・
以上、徹夜が良くないという話題から上記のような大脱線しながらのホラ話を
しておりました。
しかしさすがにそこは1年生です。
まだ遠慮というものを持ち合わせています。
二人は熱心に聞いてくれていました。
ホラ話に付き合ってくれてどうもありがとう。m(_ _)m
そんな話が終わった頃、3年(09)村中が福岡の就活からもどってきて、次の
話題に加わり、結局18時ぐらいまで話題は飛びつつ雑談をしていたのでした。
さすがにくたびれました。
なお途中で、朝のガリラボ通信で話題に出した3年(09)本多もやってきました。
「あんなことを書かれたら、来ないわけにいかないじゃないですかー」、と
印鑑だけもらってすぐに帰っていきました。
すごいです
こうなるともう執念ですね。
・・・これでまたさらに来ないといけなくなったのではないでしょうか?
割れ窓理論の逆です。(^_^;)
データ分析の授業で「遅刻という概念」を設けないと多くの学生から反感を
買ったやり方は、実はこの割れ窓理論の逆を実践するものでした。
出席か欠席しかなく、グレーゾーンを設けないということが、逆に冬場の1時限
目であったのにもかかわらずほとんどの人が欠席しなかった理由ではないかと
思っています。
多少の遅刻は許せる状況というのは、徐々に緊張感を失わせてしまい、そ
れが授業への参加意識を薄れさせ、結果的に、欠席を増やしてしまうことに
つながるのでしょう。
要するに、秩序を維持していくには、大目に見るということがいけないのだと
いうことです。
秩序を維持するには、どこかで適当さ(無秩序)を吐き出しているわけです
けれども、適当であってもいけないというかなり難しいコントロールが要求される
ということです。
なので、継続は難しい。
本多の今後が気になります。
割れ窓理論が正しいかどうか、4月に判明します。笑
がんばれ、リサ!
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