2013年11月27日水曜日

正解はつくるもの

午前中のガリラボは非常に閑散としており、4年(10)石原と田中が二人で
相談しながら黙々と学生GPの発表会に向けた準備をしておりました。
昨日のガリラボ通信に、最後は学生らしく研究に関して、
最後は(も)、全力疾走を期待したい。
と激励した効果があったのかもしれません(笑)。
ただ、この二人は、たぶん日常的にムラなく淡々と「カタツムリ」のように
やっていくタイプなので激励は不要だったかもしれませんけど。
頑張っているチーム繋には、バスの中で揺れながら先ほど必死で書いた
ガリラボ通信2013/11/27を捧げたいと思います。^^

昼休みは3年(11)ゼミ会議でした。
上田ゼミ長、浅尾、藤本、清田が参加してのミーティングで、色々なことが
決まりました。
その中でも特に大事で、今後の11ゼミ生の方向を左右することが決まりました。
ガリラボ10年史(仮)を作るという計画。
それも来年11月の興津会で配布することを目指す壮大なものです。
興津会が終わったばかりですが、もう11ゼミは来年に向けて動き出します。
長丁場となります。
思いつきでやっていては絶対に継続しないため、きちんと組織化しないと
いけないでしょう。
上田ゼミ長を総編集長として、11ゼミ内を制作会社的な形にして、ゼミ内で
長期インターンシップをやっていく予定です。
 
リアルフェイスブックでやってきたことを大幅に拡張させて、卒業生への
取材も入念なものが始まることになるでしょう。
黒歴史が暴かれる卒業生もいるかもしれませんね。笑
次のゼミで話し合いをして、いい形の組織作りをしていきたいと思います。
次も上田ゼミ長の静かなリーダーシップに期待したい。
そして、上田を11ゼミ幹部の浅尾、藤本、木下、清田がしっかりと補佐し、
一方で自分たちは、これから作られる予定の仕事のリーダーとして活躍して
いってほしい。
 
 
ところで、「卒論のことをつぶやかないな」と昨日のガリラボ通信に書いていたら、
4年(10)吉村が気を利かしたのかもしれませんが、つぶやいて(ぼやいて)いました。
「正解がわからない、そもそも正解とかあるのか」といったぼやきです。
この感覚、わからないでもありませんが、問いが間違ってます。
 
分からないことはネットで検索して調べるという習慣が定着したら、さらにそういう
感覚が強くなったようにも感じます。
確かに分からなかったら「ぐぐれ、カス」と言われる前に調べた方がいい。
Google先生に聞いた方が良い(最近になって、この「Google先生」という造語をよく耳にします)。
 
ただし、ぐぐれるのは、問題を誰かが設定してくれたときであることに注意しましょう。
問題自体が不明瞭な場合は、ぐぐってもしょうがない。
そういう状況では正解などありはしません。
 
正解とは、作り出していくのが正しい。
答えって求めるものではなく、自分で作って行くものです。
問題が不明瞭な場合は、特に。
高校までであれば、設定された問題を高速&正確に解くことが求められてきました。
卒論はそれとは全く違う。
次元が違います。
問題を「作り」、答えを「作る」ことが求められるからです。
優れた問題設定ができることが重要です。
そのレベルでは正解などありません。
そのレベルになると、答えは自分で作る(ひねり出す)のです。
バスの中で、揺れながら書いているので、論旨も揺れているでしょう。了承下さい。

昔、OG(05)山口が学生で、大学は全然面白くないと話した時、私が「それは
間違っている」といったそうです。「面白さはあるのではなく、自分で作るものだ」と、
そう話したようで、その言葉が強く印象に残っていると後日山口が話してくれました。
これも同じなんですよ。
面白さという答え探しをしている。
そんなものないんです。
面白さを作ろうとしているときが面白さなのだから。

今回の興津会2013にも、もちろん正解はありませんでした。
なぜなら・・・、それは作るものだったからです。
探すもの、見つけるものでは決してありません。
ついでに言うながら、そうした面白さを作ろうしていた浅尾たちがですね、実は
一番面白さを享受できる位置にいた。
だって、面白さは、大変さの中に潜むものだからです。
(だから仕事とかも工夫してやっていると非常に面白いものになります)
観客よりも乗組員の方が大変だけど圧倒的に面白い。

上で述べた10年史という課題も11ゼミ生は乗組員となり、正解を作って行く
長い旅となるでしょう。
 
答えを探すだけの旅など面白くない。
問題の前に立ち止まり、仁王立ちして踏ん張り、答えを制作(ポイエーシス)して
いくのがいい。
頭をかきむしり、七転八倒しながら。
私なども論文のアイデアを出そうとしているときは、非常に苦しく、目の前のPCを
破壊してしまいそうな衝動に駆られることはよくあります。
どうにか踏みとどまっていますが、苦しさのあまり、破壊的衝動が襲ってくるのは事実です。
制作は苦しい。
だけど、そこには劇薬のような面白さが潜んでいる。
だから人は色々な人工物を生み出して行ったのです。
そうした人の姿をホモファベルと呼びます。
  
そろそろ熊本に着きそうです(ただいま、武蔵が丘)。
脈絡なく、思いついたことをだらだらと書いてきた文章を終わります。

文字数をカウントしてみたら2000文字ぐらいありました。
そういえば、M2(12)大塚に修論は1日最低1000文字は書けと指示しています。
今日はどれぐらい書いたでしょうか。^^;
  
(おまけ)福岡天神はXマスモードになってました。
      この人工物も、非常に奇麗です。

 

 
 
 

1 件のコメント:

  1. 答えは用意されていない。
    作るもの、築き上げるもの。

    日々の行動や経験、
    考えや想いの積み重ねを
    答えに繋げています。

    先生とだから探せています。
    私の方こそありがとう。

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